大谷翔平の魔球スイーパー、韓国球界が熱視線 「159.8キロ」2冠投手も興味「まだ試合に使えるレベルにない」

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   大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手(28)が武器とする変化球「スイーパー」が韓国球界でも注目を浴びている。複数の韓国メディアが2023年4月17日に報じた。

  • 大谷翔平投手(編集部撮影)
    大谷翔平投手(編集部撮影)
  • 大谷翔平投手(編集部撮影)

「練習しているがまだ試合に使えるレベルではない」

   スイーパーはスライダーの一種でスライダーよりも大きく横に変化する。今年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝戦の9回に大谷が米国代表マイク・トラウト外野手(エンゼルス、31)を三振に仕留めた球として知られる。

   韓国メディア「OSEN」(WEB版)によると、キウム・ヒーローズに所属するアン・ウジン投手(23)がスイーパーに大きな関心を寄せているという。

   アンは国内屈指の速球派だ。4月13日に行われた斗山ベアーズ戦の初回に158.2キロを記録。地元メディアによると、球団のトラックマン(弾道測定機器)では159.8キロを計測し、国内2人目となる160キロ超えを視界にとらえた。昨季は最優秀防御率、最多奪三振の2冠を達成している。

   アンはOSENの取材に対して「試合でスイーパーを投げてみたい。練習しているがまだ試合に使えるレベルではない。スライダーのように横に曲がらなければいけないのに縦に落ちてしまう」などと語った。

「アメリカほどスイーパーが効果的ではない」

   キウム・ヒーローズではアンだけでなく、大谷に憧れている複数の投手がスイーパーに興味を示しており、同球団に所属する元大リーガーのエリック・ヨキシュ投手(33)がスイーパーの投げ方を指導しているという。

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)によると、ヨキシュは昨季の公式戦でスイーパーを5球投じたがさほどの効果がなかったという。その理由についてヨキシュは「私は球が速くないので効果がなかった」と説明し、「もっと速いボールを投げる投手たちには効果的かもしれない」と語った。

   米韓の打者の違いにも言及し、スイーパーは大リーグの方がより効果的だと指摘した。

   ヨキシュは「アメリカの打者たちはポイントを前に置いて強振する。これに対して韓国の打者はバットを短く持ってコンパクトに打つ選手が多いのでアメリカほどスイーパーが効果的ではないようだ」と説明した。

   韓国ではWBCで活躍した大谷に注目が集まり、各メディアが連日、大リーグの結果を速報している。野球のみならずグラウンドでの紳士的な振る舞いなどにも関心が集まっており「大谷フィーバー」はしばらく続きそうだ。

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