G7外相らがグランクラスで一斉移動 一番はしゃいでいたのは

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   2023年4月16日 に長野県軽井沢町で開幕した主要7か国(G7)外相会合では、林芳正外相やブリンケン米国務長官ら各国外相はJR東京駅から一緒に北陸新幹線の特別列車に乗って軽井沢駅まで移動した。

   各国の外相がまとまって長距離を移動するのは珍しく、新幹線に乗る様子をツイートする人も多かった。

  • G7外相の新幹線移動は「日本の技術力とおもてなしの発信等の観点」から実現した(写真は外務省ツイッターから)
    G7外相の新幹線移動は「日本の技術力とおもてなしの発信等の観点」から実現した(写真は外務省ツイッターから)
  • G7外相の新幹線移動は「日本の技術力とおもてなしの発信等の観点」から実現した(写真は外務省ツイッターから)

「北陸新幹線のグランクラスで移動し、親交を深めました」

   外務省の発表によると、「日本の技術力とおもてなしの発信等の観点」から新幹線による移動が実現。ウェブサイトには集合写真が載り、「東京駅から軽井沢駅まで北陸新幹線のグランクラスで移動し、親交を深めました」と説明している。

   英国のクレバリー外相は他の6人の外相と一緒に収まった自撮り写真を公開。

「G7外相が日本の新幹線に登場。ブラッド・ピットはいません(No Brad Pitt)」

と、ジョークを交えて書き込んだ。続くツイートでは、羽田空港に着いて新幹線で移動する様子を描いたマンガを投稿し、「最高!」と書き込んだ。その上で、外相会合の目的は「太平洋を自由で開かれたものにすること」だと強調した。

   イタリアのタヤーニ外相とカナダのジョリー外相は、クレバリー氏のツイートをリツイートした。ドイツのベーアボック外相は、軽井沢駅で新幹線を降りる写真とともに、外相会合の意義を投稿。フランスのコロナ外相は、乗降時の写真を1枚ずつ投稿した。

エマニュエル大使「これで、長官も大臣も私と同じ鉄オタです!」

   米国のブリンケン国務長官のツイートでは新幹線に関する言及はなかったものの、その分積極的だったのがエマニュエル駐日大使だ。エマニュエル氏は、ブリンケン氏と林芳正外相を見送るために東京駅に出向いた時の様子を投稿。エマニュエル氏は「鉄道オタク」として知られ、ブリンケン氏に交通系ICカード「パスモ」をプレゼントする写真つきで

「これで、長官も大臣も私と同じ鉄オタです!でも、彼らには自分の列車セットが必要ですね。私のものを共有するつもりはありません(Now they are train geeks just like me, but they have to get their own train set. I'm not sharing.)」

と、鉄道の良さを「布教」していた。

   英ガーディアン紙は、クレバリー氏の2つめのツイートに着目。

「外務省は、クレバリー氏の訪日を日本の漫画風に描いたものを公開した。『着いた!』(Made it!)と言いながら東京で飛行機を降り、『ビューン!』(Wwhooossh!)と描かれた新幹線に乗って軽井沢のG7会場に到着する様子を描いている」

と報じている。G7以外にも中国の新華社通信が新幹線での移動に触れている。ただ、G7のあり方に批判的な文脈での登場だ。

「林氏とG7外相は、東京から軽井沢まで1時間にわたって新幹線に乗った。到着時、駅周辺では『G7に異議』などの横断幕を掲げ、富裕国クラブの役割に疑問を呈する抗議行動が行われた」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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