実業家でインフルエンサーの田端信太郎さんが2023年4月16日にツイッターを更新。かつて3分で作った弁当に「育児をナメるな!」などと批判が寄せられたことを振り返った。
「子育ては、やらされていることではない」
田端さんは2019年9月14日、子どもが3人いる家庭で妻が3週間ほど不在だった時、自身が家事にかけた時間が1日あたり「全部で1時間ぐらいだった」とツイッターに投稿した。弁当の用意は「3分で済む」とし、「サトウのゴハンをレンジでチンして2分。そこにふりかけかけて、自然解凍の冷凍食品詰めたら3分で終わりじゃ」と紹介。波紋を広げていた。
田端さんは今回、ツイッターで「子どものために頑張る、は危険思想」とし、「私に言わせれば、今の世の中、みんな頭の中で子育てが占めるウエイトが重すぎだ」と指摘。「『子どものために』『あなたのために』が口癖になっている人は、自分の苦労や犠牲を無意識に子どものせいにしていると言ってもいい」と持論を展開した。
「私たちは子どもに頼まれたから子育てをしているのではない」「子育ては、親である私たち自身が、勝手に始めたことであり、別に子どもから頼まれたわけでもない(生物としての本能を含む)と自覚すべきだろう」としつつ、自身の弁当炎上騒動を振り返り。「世の中には何十分、あるいは1時間以上かけてお弁当を作っているママやパパが大勢いる。彼らにとって私のお手軽3分弁当は、到底許せるものではなかったようだ」とし、「育児をナメるな!」「手抜きで子どもがかわいそう!」といった批判が届いたことを明かした。
田端さんは、「子どもの健康を考えて、手作りしか使わないのも良いだろう。子どもが喜ぶからと、時間をかけてキャラ弁をこしらえるのも素敵だと思う」としつつも、「ただ、どれもこれも『自分がやりたくてやっている』という事実を忘れてはいけない」と強調。「この前提を忘れてしまうと、いつのまにかやりたくてやっていたはずのことが義務のように感じられ、自分で自分の首を絞めてしまう」「子育ては、やらされていることではない。私たちがやりたくてやっていることだ」とつづっていた。
こうした内容は3月30日発売の自著「自分を探すな 世界を見よう 父が息子に伝えたい骨太な人生の歩き方」(マガジンハウス)に掲載したものだとしている。
ウチは子供3人いて、3週間くらい妻が海外に行ってたけど、俺の1日の家事時間、掃除、洗濯、食事・子供のお弁当の用意(3分で済む)など全部で1時間ぐらいだったけどw。12歳未満の子供の要る女性の家事が平日1日8時間って何やってるの?素朴に疑問。キャラ弁でも作ってるの?https://t.co/YR7hLdPjBJ https://t.co/driJqC6CLu
— 田端@ツイッター成長請負人 (@tabbata) September 13, 2019
子どものために頑張る、は危険思想…
— 田端@ツイッター成長請負人 (@tabbata) April 15, 2023