濡れたノート、実は「レスキュー」できる! 老舗メーカーが「冷凍」推奨...注目ライフハックの理由を聞いた

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飲料をこぼしたら漂白剤

   さらに大栗紙工は、飲み物をこぼしてしまった際の対処方法も説明している。ランドセルの中で麦茶を、喫茶店でコーヒーをこぼしてしまった際には、冷凍前に漂白剤でシミを抜く方法があると紹介する。

   1ページだけこぼした際には、台所用や風呂カビ用の塩素系漂白剤を薄めた水をティッシュに含ませ、染みた箇所にトントンと当てる。色がとれたら水を含ませたティッシュで再び軽くたたく。全体的にこぼしてしまった際には、薄めた漂白剤で振り洗い、落ちたら同様に水ですすぐ。その後は、冷凍庫で乾燥する。

   大栗紙工がコーヒーで行った実験では、シミはかなり薄くなったという。

「コーヒー、醤油は落ちます。麦茶は、すっきりとではありませんが落ちます。緑茶は、変色するのみできれいになりませんでした」

   大栗紙工の一連の投稿は「過去の自分に教えたい」などと大きな注目を集めた。冷凍での乾燥方法を紹介するツイートは、約3万6000件のリツイート、3万2000件の「いいね」が寄せられるなどの大きな反響があった。大栗紙工によればフォロワー数が増加したほか、商品の注文や無料サンプルの請求も増えたそうだ。

   ライフハックを紹介したツイッター担当者は運用を任されて1年未満だが、プライベートでツイッターを13年以上利用している「ツイ廃」だという。広報担当者を通じて、「会社や製品の紹介を通じて、真面目にメイドインジャパンのモノづくりに取り組む中小企業の頑張りを伝えていきたい」と意気込みを述べる。

   広報担当者は「たくさんの方が同じ困りごとを経験しているのだなと感じました」と振り返る。

   「新入学・進級などのシーズンであり、新学年などに向けた使い始めのノートを持ち歩いている子どもさんが多く、雨で濡らしてしまったらガッカリするだろうとの思いから、レスキュー法を発信しました。

   せっかく用意したノートをだめにせずに済んでホッとしてもらえたら、また、残りのページを使い続けてもらえたら嬉しいです」

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