WBCまさかの落選も...韓国23歳が「159.8キロ」記録 剛速球投手が次々出現、現地メディア大興奮

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   韓国プロリーグのキウム・ヒーローズに所属するアン・ウジン投手(23)が2023年4月13日、チャムシル球場で行われた斗山ベアーズ戦に先発し初回に158.2キロを記録した。地元メディアによると、球団のトラックマン(弾道測定機器)では159.8キロを計測し、国内2人目となる160キロ超えを視界にとらえた。

  • WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
    WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
  • WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

「剛速球投手出現で野球が2倍面白い」

   前日(12日)にハンファ・イーグルスのムン・ドンジュ投手(19)が国内初の160キロ超え(160.1キロ)を記録したこともあり、国内屈指の速球派の投球に注目が集まっていた。

   アンはその期待に応えるように初回から飛ばし、2番打者ホ・ギョンミン選手に対する直球がこの日最速の158.2キロを記録。非公式ながら球団のトラックマンでは159.8キロを計測した。

   国内2人目となる160キロ超えはならなかったが、地元メディアはアンの投球を絶賛した。

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、「『160キロムン・ドンジュ+159.8キロアン・ウジン』剛速球投手出現で野球が2倍面白い」などのタイトルで記事を公開した。

   同メディアは、アンの球はムンよりも0.2キロ足りなかったが、途方もないボールだったとし、キャッチャーミットの中に球が入った瞬間、途方もない捕球音が出たと報じた。そして野球を見る最大の楽しみは「剛速球」だと主張し、力で圧倒するアンの投球はファンに爽やかさを与えると称賛した。

「韓国はこれからもっと良くなると思う」

   地元メディア「OSEN」(WEB版)は、かつて日本の巨人、オリックスでプレーし現在、斗山ベアーズを指揮するイ・スンヨプ監督(46)のコメントを紹介した。

   日韓の野球に精通するイ監督は「日本は160キロを投げる投手が出続けているが、私たちはそんなに停滞したとは思わない。韓国は引き続き発展している段階」とし、「韓国はこれからもっと良くなると思う」と語ったという。

   アンは国内トップクラスの投手ながら高校時代に起こした暴力事件のため今年3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の韓国代表に選出されなかった。投手力に難があった韓国は3大会連続で1次ラウンド敗退の屈辱を味わった。

   OSENによると、アンは試合後のインタビューで「ムン投手の記録は気にしなかった。160キロ、161キロ、162キロを出したいが、速球より正確性が重要であることに気づいた。正確に投げるのが優先だと思う」などと語った。試合はアンの好投もありキウム・ヒーローズが9-2で勝利し連敗は「5」でストップした。

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