巨人は「新陳代謝が滞っている」元コーチ苦言 ベテラン頼みで「若手のチャンス少ない」

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   プロ野球巨人のベテラン坂本勇人内野手(34)と丸佳浩外野手(34)が開幕から低迷している。坂本は2023年3月31日の開幕から22打席連続無安打と苦しみ、4月8日の広島戦の7回に本塁打を放ち待望の今季初安打を記録。その後は2試合連続でヒットを放つも打率.138、1打点と振るわない。

  • 巨人・原監督(編集部撮影)
    巨人・原監督(編集部撮影)
  • 巨人・原監督(編集部撮影)

「他球団と比べて若手が試合に出場するチャンスが少ない」

   丸の打撃不振も深刻で、今季は全10試合に出場して34打数3安打、打率は.088と1割を切っている。9日の広島戦では今季初のスタメン落ち。11日の阪神戦では「2番・ライト」でスタメン出場したが3打数無安打に終わった。

   両ベテランの打撃不振もありチームは11日時点でリーグ5位に低迷している。野手において若手の台頭が見られず、スタメンにはベテラン勢が目立つ。巨人の元コーチで野球解説者の橋上秀樹氏(57)は、J-CASTニュース編集部の取材に対して現在の巨人は「新陳代謝が滞っている」と指摘し、次のように語った。

「野手にしても投手にしても。もう少し活きの良い選手が出てきても良いと思う。他のチームは投打にわたって何人か新鮮味のある選手が入っている。昨年優勝したチームなら分かるがBクラスに落ちたチームであればなおさら活きの良い選手が必要になる。今季のスタメンをみるとほとんど若手が見られない」

   そして「巨人は、ある程度年齢のいっている選手をFAなどで補強したりするので、他球団と比べて若手が試合に出場するチャンスが少ない」と指摘し、「FAなどで他のチームの主力を獲得しているわけですから彼らと競争する若手に求めるレベルの平均値が高い。若手がこれを超えることができず結局ベテランを起用するということになる」と解説した。

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