YMOでトリオ漫才、ダウンタウンとの強烈コント... 坂本龍一さんがお笑い界で残した「爪痕」

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「アホアホマン」で衝撃的な姿

   90年代に強めたのは、お笑いコンビ・ダウンタウン(松本人志さん、浜田雅功さん)との結びつきだ。「ダウンタウンのごっつええ感じ」(フジテレビ系、91年~97年)では、松本さん演じるキャラクター「アホアホマン」の兄役で衝撃的な姿を披露し、浜田さんとも身体を張ったコントを演じた。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日テレ系)では、浜田さんが米ニューヨークに住む坂本さんの自宅にシャープペンシルを取りに行き、坂本さんがぞんざいな態度でシャープペンシルを投げ渡したシーンが有名だ。

   「ラストエンペラー」の評価で世界的な評価を得た後の坂本氏の姿に、西条氏は「『世界のサカモト』になっても、身体を張ったコントに挑戦することに抵抗がなく、むしろ自分のイメージを利用して、そのギャップによって笑いを生み出されていた。お笑いに対する理解や愛情があり、ここまで『シャレ』がわかる大物アーティストは、日本では少なかったのではないでしょうか」とする。

   お笑い芸人並みに身体を張る一方、音楽家としてもお笑い界に関与した坂本さん。94年にはダウンタウン扮する音楽ユニット「GEISHA GIRLS」の楽曲をプロデュースし、自身もサポートメンバーとして参加した。GEISHA GIRLS以前にも、ビートたけしさんや山田邦子さんの楽曲にも携わった。

   坂本さんの死を受け、ビートたけしさんは公式サイトで「ただただショックで残念で仕方がなく言葉もありません」とコメント。松本人志さんはツイッターで「坂本龍一さん。たくさんの楽しい思い出ありがとうございました」と投稿している。

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