はてブ、コメント欄に「マイナス評価」試験導入 矢継ぎ早の改善にユーザー期待...狙いは?

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   ブログなどを運営するはてな(京都市)は2023年4月6日、ソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」(はてブ)で、コメントへのマイナス評価ボタンを試験導入すると発表した。

   コメント欄の改善を矢継ぎ早に進めているが、どんな狙いがあるのか。

  • はてなの発表文より
    はてなの発表文より
  • はてなの発表文より

「攻撃的な表現、極端な意見が目立つ」

   はてブでは、記事やウェブページなどに意見を書き込むことができる。コメントが一種のコンテンツとなっているが、健全な言論空間の構築が課題だった。誹謗中傷を利用規約で禁止したり、通報制度・非表示対応(ログインが必要)を設けたりしていたが、対策の強化に動いている。

   23年1月には、ポルノサイトへ誘導するスパム行為(コメントスパム)を防ぐため、新たな判定プログラムを追加したと発表した。

   2月には、人気コメント(4月4日に「注目コメント」に改称)の順位を決定するアルゴリズムを変更し、「健全性・多様性」をこれまでより重視すると報告した。はてブでは「扇情的な表現、極端な意見、不謹慎な表現などは個人の価値観に基づく表現として一定範囲で許容しており、このような不穏当な表現すべてを規制する方針ではありません」と過度な規制には否定的だ。しかし、ユーザーにアンケートやインタビューをしたところ、「(人気コメントに)攻撃的な表現、極端な意見が目立つ」との苦言が多かったという。

   そして今回、ブラウザ版に限定して「マイナス評価ボタン」をテスト導入する。

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