キックボクサー・ぱんちゃん璃奈さんが、自らが行った偽造サインの販売をネタにするような発言をした動画が2023年4月2日にツイッターへ投稿され、批判が相次いでいる。
ぱんちゃんさんは22年12月、自ら書いて偽造した那須川天心選手と武尊選手のサイン入りポスターをインターネットオークションで販売し落札者から約9万円をだまし取った詐欺の疑いで逮捕(後に不起訴)されていた。
「禁断のサイントーク(笑)」
物議を醸しているのは、K-1アマチュア公認ジム・正道会館GRAND-SQUARE JAPAN館長の西尾直氏の2日のツイートだ。「大会後みんなでワイワイ食事会 そして禁断のサイントーク(笑)」などのコメントを添え、一本の動画を投稿している。
そこには、格闘家の林健太選手と山田洸誓選手、ぱんちゃんさんらが、写真撮影に応じたりサインを書いたりする姿が映っている。
ぱんちゃんさんは色紙にサインを入れながら、「2023......ありがとうございます!」と声を上げた。1枚の色紙に3人がサインを寄せており、それぞれがどのサインを書いたのかカメラに向かって説明した。
そのうち、山田選手が書いたサインについて、周囲から「誰やこの左下?」として、書いた人を確認する声が上がると、林選手は笑いながらぱんちゃんさんを指差した。サイン偽造の件をネタしたものとみられる。
ぱんちゃんさんは「これ、私書いてないですよ」と笑顔を浮かべつつ、何度も手を横に振って否定。周囲からは「また炎上するぞこれ」との声も上がっていた。
その後、ぱんちゃんさんが山田選手のサインについて、「でもこれ、めっちゃ簡単ですよね」と口にすると、周りは笑い声をあげていた。
「ネタにするのは10年20年早いよ」
こうした動画を公開した西尾氏のツイートには、映像中でサインをしていた格闘家らも反応している。
ぱんちゃんさんは、西尾氏の投稿を引用し、笑顔が上下逆転した絵文字を添え「山田さんのサイン...」とツイートした。山田選手はぱんちゃんのツイートを引用し「みんなでサイン会、、、w」とパンの絵文字をつけてツイートしていた。
ぱんちゃんさんは詐欺容疑での逮捕後、23年2月17日に会見を開き、KNOCK OUTの王座を返上し涙の謝罪。その後、3月5日にはエキシビジョンマッチに出場し、格闘家として復帰した。
同月10日には不起訴処分となったことをツイッターで報告し、「被害者さんが謝罪を広い心で受け入れてくださったことに心から感謝します」と伝えていた。
そうした経緯もあって、周囲から煽られたような形とはいえ、騒動をネタにしたようなぱんちゃんさんの発言や一連のやり取りには、SNS上で批判の声が相次いでいる。
「ネタにするのは10年20年早いよ ガッカリだわ」 「さすがにこれをネタにするのはドン引き....」 「全然反省してない」 「反省って、言葉じゃないよね。行動、しかも長ーーいスパンでの行動。これでしか示すことはできないよ、、」
正道会館全関西空手道選手権大会後みんなでワイワイ食事会??
— 西尾 直@館長 (@samuraiagent) April 2, 2023
そして禁断のサイン??トーク(笑)#K1 #林健太 @kenta0884 #K1 #和島大海 @hiromi_wajima #RISE #山田洸誓 @kosei_kciel #KNOCKOUT #ぱんちゃん璃奈 @panchanrina pic.twitter.com/3MBbb99O8i