ドキュメンタリー上映には「さまざまなジャンルのファンが足を運んだ」
坂本さんと中国との関係は、愛新覚羅溥儀の生涯を描いた映画「ラストエンペラー」が有名だ。坂本さんは音楽を担当。テーマ曲は中国の伝統楽器、二胡(にこ)など中国音楽の要素を取り込んだことが評価され、1988年のアカデミー賞で作曲賞を受賞した。俳優として出演もしており、ロケのために中国を訪れてもいる。多くの中国メディアが、この点に触れている。
ニュースサイト「36Kr」は、坂本さんの詳細な経歴を掲載。「ラストエンペラー」では、中国音楽を短期間に猛勉強して作曲に臨んだことを伝えている。同サイトでは、17年に公開された坂本さんのドキュメンタリー映画「Ryuichi Sakamoto: CODA」が19年に中国でも上演されたことを伝えている。「音楽ファン、映画ファンなど、さまざまなジャンルのファンが(映画館に)足を運んだ」という。
坂本さんは21年に直腸がんを公表。台湾の中国時報は、台湾の芸能人でも直腸がんで死去した人がいるとして、早めに内視鏡検査を受けるように勧める記事を掲載した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)