玉木氏、「サル発言」小西氏対応を立憲に求める 高市氏に「議員辞職すべきと仰ったわけなので」

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   衆院憲法審査会をめぐる「サル」「蛮族」発言で立憲民主党の小西洋之参院議員が参院憲法審査会の野党筆頭幹事から更迭された問題で、国民民主党の玉木雄一郎代表は2023年4月4日の定例会見で、「筆頭幹事を外れるだけで処分がなされたと、メディアの皆さんも思いますかね?」と話し、立憲民主党としてさらに対応が必要だとの考えを示した。

   放送法が規定する「政治的公平」の解釈をめぐる総務省の行政文書をめぐる問題では、高市早苗経済安全保障担当相の答弁を端緒に、小西氏や立憲は大臣の辞任と議員辞職を要求していた経緯がある。この点で「整合性をとった対応」がなければ党としての信頼が失われる、とも指摘した。

  • 定例会見に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は国民民主党の配信動画から)
    定例会見に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は国民民主党の配信動画から)
  • 定例会見に臨む国民民主党の玉木雄一郎代表(写真は国民民主党の配信動画から)

「筆頭幹事を外れるだけで処分がなされたと、メディアの皆さんも思いますかね?」

   小西氏の発言は、衆院憲法審査会が週1回のペースで開催されていることを批判する中で出た。玉木氏はこの点を念頭に、

「当たり前のことが駄目だと、サルだと、蛮族だというのは、我々としては到底納得できないし、更迭は当然」

と述べた。記者の質問は「サル」発言に関するものだったが、玉木氏は続けてメディアとの関係にも言及した。

「サルとか蛮族というのも、言論の自由なのかもしれないが、ただ、それを報じた報道各社やメディアの皆さんに対して、何かを『報じるな』とかいうことは、まさに小西議員が国会の中で、高市大臣や、政府に対しておかしいと迫っていたことを自らがやっているということではないかなと思う」

などと小西氏の対応を批判した上で、「野党であれ、権力がある」として「整合性をとった対応をしないと、党としての信頼も失われるのではないか」と述べた。

   「『整合性のとれた対応』というのは、何らかの処分をすべきということなのか」という記者の質問には次のように話し、処分が必要だとの考えを示した。

「筆頭幹事を外れるだけで処分がなされたと、メディアの皆さんも思いますかね?そこは大臣の首を取るとおっしゃってたわけですよね?議員を辞職すべきだと仰ったわけなので、その整合性は一定程度取る対応をしないと、党としての信頼もなくなるのでは」

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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