広島・新井監督の采配はこのままでいいのか 深刻貧打&痛恨ミスで開幕3連敗...「若返り加速すべき」の声

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   新井貴浩新監督が就任した広島は、リーグ3連覇を目指すヤクルトに敵地・神宮で開幕カード3連敗。厳しい船出となった。

  • 現役時代の新井監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    現役時代の新井監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 現役時代の新井監督(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

まさかのエラーで開幕3連敗

   投手陣は踏ん張ったが、打線が機能しなかった。開幕戦で3安打零封負けを喫すると、2戦目は早速、打線をテコ入れ。1番・菊池涼介、8番・小園海斗と入れ替えたがつながらない。4安打のみに終わり、球団史上初の開幕2試合連続零封負けを喫した。

   3戦目は初回に秋山翔吾の右越え適時三塁打、2回に新外国人・デビッドソンの来日初アーチとなる1号左越えソロで試合の主導権を握ったが、先発の玉村昇梧が3回に山田哲人に同点2ランを浴びると、膠着状態に。試合の分岐点となったのは手痛いミスだった。

   8回に村上宗隆の右翼フェンス直撃の当たりを、野間峻祥が捕球を試みたが届かず、クッションボールの処理でもたついた。足を滑らせて転倒すると、焦った送球は野手のいない一塁方向へ転々。この間に村上に決勝点の本塁帰還を許した。

   スポーツ紙デスクは、「野間が身体能力の高い選手であることは間違いないが、実戦で手痛いミスが目立つ。チーム再建に向けて若手を起用した方がいいのでは。高卒2年目の田村俊介はオープン戦で結果を出していましたし、スタメンで見たい選手です。広島は16~18年に球団史上初の3連覇を飾ってから5年が経つ。当時の主力に衰えが見え始める中、若返りを加速するべきだと思います」と指摘する。

   19年から4年連続Bクラスと低迷期が続き、今年の下馬評も決して高くない。チームに漂う停滞感をどう打破するか。シーズンはまだ始まったばかり。熱狂的で知られる広島ファンの期待は大きい。新井監督の手腕が問われる。(中町顕吾)

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