声明の発表でツイート数に変化はあったのか
口コミ分析ツールでは、集計できる期間が最大3か月分であるため、まず週プレNEWS 編集部の声明が発表される前3か月と、発表翌月からの3か月のツイート数を比較した。ただし、投稿が古いものや極端に多い日はサンプリングした件数となっている。
20年6月から8月までの「キン肉マン」という単語を含むツイート数は合計21万6119件。連載日の8月31日に期間内で最多の言及があり、1万7169件だった。この日のストーリーは特に大きな反響があった一方で、スクリーンショット投稿が相次いだとし、嶋田さんが前出の注意喚起を行うきっかけとなった。
この期間は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う休載(4月20日から6月29日まで)を挟んだものの、「週刊プレイボーイ」で同時連載が始まった。
参考までにこの前年となる19年6月から8月までの対象ツイート数は合計15万8336件。最も多い日は、連載日の6月17日で1万2756件だった。
声明が発表された後の20年10月から12月までの3か月間では、14万8982件だった。最も多く言及されたのは、祝日に伴って変則的だった連載日10月7日(土)で5622件だった。
なお声明が発表された20年9月は、ニュースなどで大きく取り上げられたこともあり、ひと月で15万1509件のツイートがあった。
その1、2年後の同期間でツイート件数を見てみると、21年10月から12月までは19万1827件、22年10月から12月までは18万1362件あり、前出20年10月から12月までの件数を上回った。
さらに直近3か月に当たる23年1月から3月までのツイート数は、21万3355件に上った。最も多い日は、アニメ化が告知された3月17日で3万8691件だった。
作品名「キン肉マン」を含むツイート数で言えば、声明が発表された20年9月を挟んだ前後各3か月のみを比べると減りはしたものの、その後もう少し長いスパンで見ると、長期連載作品として安定的な数字が出ているという見方もできるかもしれない。アニメ化が発表された23年3月も盛り上がりを見せており、少なくとも「名前を出してはいけない」とまでは言い難いといえそうだ。
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— 週プレNEWS (@shupure_news) September 9, 2020