大谷翔平との差「さらに広がった」 同級生・藤浪晋太郎「8失点炎上KO」に現地メディア辛辣

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   大リーグ・アスレチックスの藤浪晋太郎投手(28)が2023年4月2日、米カリフォルニア州オークランドコロシアムで行われたエンゼルス戦に先発し、2回3分の1を投げ5安打8失点でKO。大リーグデビュー戦で初黒星を喫した。

   初回先頭打者のテーラー・ウォード外野手(29)、2番マイク・トラウト外野手(31)を連続三振に仕留めると、10年ぶりの対戦となった3番・大谷翔平投手(28)を1塁ゴロに打ち取った。2回は2つの三振を奪うなどきっちり3人で抑えたが、3回に突如乱れた。

  • 藤浪投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    藤浪投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • 藤浪投手(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

デビュー戦で大リーグの洗礼

   先頭打者を四球で歩かせ続くジョバンニ・ウルシェラ内野手(31)にセンター前ヒットを許し無死1、2塁のピンチに。ローガン・オホッピー捕手(23)、テーラー・ウォード外野手(29)に連続タイムリーを打たれ、トラウトを四球で歩かせ無死満塁。ここで打席に大谷を迎えた。

   藤浪の渾身の159キロのストレートを大谷が打ち返しレフトフェンス直撃のタイムリー。この日2度目の対戦は大谷に軍配が上がった。その後も失点が続き、結局1つのアウトしか取れずに降板。デビュー戦で大リーグの洗礼を浴びた。

   現地メディア「ロサンゼルスタイムズ」(WEB版)は、藤浪と大谷の対戦に注目し「大谷翔平のかつてのライバルはもはや大谷に匹敵しない」などのタイトルで記事を公開した。

   記事では、藤浪と大谷は高校時代からライバル関係にあることを紹介し、世界最高の舞台で藤浪と大谷が対戦することは、彼らが日本のリーグで最高の若手投手だった頃から予想されていたとした。

   高校時代は藤浪が甲子園で春夏連覇を果たし、大谷はコントロールに問題を抱えていたと指摘。ところがプロになるとその傾向が逆転し、二刀流で台頭する大谷に対して藤浪の制球力が悪化したと指摘した。

   藤浪は13年から15年まで3年連続で2桁勝利をマークするも16年以降、白星が減っていき19年シーズンは未勝利に終わった。昨季は阪神で16試合に登板し3勝5敗、防御率3.38だった。一方の大谷は21年のア・リーグMVPに選出され、昨季は投打で規定に到達するなど大リーグのトップに上り詰めた。

   このような背景もあり、同メディアはこの日の投球内容を受け、「大谷と藤浪の差は試合前よりもさらに広がった」と辛辣に評した。

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