「私の発言報道により不快な思いをされた方々にはおわび」
小西氏は3月30日午後、記者会見を開き、
「オフレコの場面で即時の撤回修正などをしたものではあるが、私の発言報道により不快な思いをされた方々にはおわびを申し上げたい」
と述べた。会見では、(1)発言がオフレコだったか(2)「サル」発言を直後に撤回したか、について記者団と見解が対立。小西氏は特に、(2)抜きで報じられたことや、憲法審開催のあり方をめぐる持論が盛り込まれなかったことを「切り抜き」だとする不満を繰り返し口にした。小西氏は
「こういう報道をするのであれば、即時に撤回しているわけだから、発言の真意を再取材するはず」
などと主張し、
「こういう報道のあり方が...報道というよりは、残念ながらちょっと言葉は控えた方がいいかもしれないが、法的に問題のある表現行為があったのではないかというふうに、今顧問弁護士とも相談をしている」
とも発言。自らの発言をめぐる報道が違法だとして提訴の可能性を模索していることも明らかにしている。
この会見でも、小西氏が産経記者に送った前出のLINEをめぐるやり取りがあった。小西氏は 「国会議員が信頼を持って送っているものを読み上げるというのはあまりないと思いますけど...」 と不快感を示した上で、産経新聞の阿比留瑠比・論説委員兼政治部編集委員のフェイスブックの書き込みで名誉を傷つけられたとして提訴し、勝訴が確定したことに言及。
「この間、産経新聞の関係者から明確な違法行為を受けている。そうした経験をもとに、そうしたことを申し上げている」 「編集権の介入について言う正当性はない。あるなら、この場で聞かせてほしい」
と主張した。産経記者は、問題の発言の場には居合わせていなかったという。
泉氏によると、党としては、この会見が開かれることは事前に把握していなかった。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)