元巨人コーチ、古巣順位予想はまさかの5位...阪神は「十分優勝狙える」 セ・リーグ6球団の戦力分析

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   プロ野球セ・リーグが2023年3月31日に開幕する。昨季は強力打線を誇るヤクルトが優勝を飾りリーグ連覇を果たした。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の興奮が冷めやらぬ中、今季はどのようドラマが待ち受けるか。J-CASTニュース編集部は、巨人、ヤクルトなどでコーチを歴任した橋上秀樹氏(57)に今季セ・リーグの順位を予想してもらった。

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「ヤクルトは攻撃力が相変わらず高い」

   1位に予想したのはヤクルトだ。昨シーズン、主砲・村上宗隆内野手(23)が史上最年少で3冠を達成。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では準決勝、決勝戦で存在感を示し侍ジャパンの「世界一」に貢献するなど今シーズンも活躍が期待される。

   橋上氏は「ヤクルトは村上(宗隆)選手と山田(哲人)選手に加えてオスナ選手、サンタナ選手の攻撃力が相変わらず高い」と評し、「懸念材料は守護神のマクガフ投手が抜けた穴ですが、ここも新外国人選手を含めて清水(昇)投手などでまかなえると思います。投手力は元々盤石ではないですが、それに勝るだけの打撃力で今シーズンも行けると思います。村上選手のマークが厳しくなると思いますが、山田選手と両外国人選手、それに塩見(泰隆)選手が戻ってくれば攻撃的に分散するので十分に行けると思います」と分析した。

   2位に予想したのは阪神。今季は岡田彰布監督(65)の第2次政権1年目となる。昨季はリーグトップレベルの投手力を誇るも得点力不足に悩まされリーグ3位に終わった。岡田監督は今季、守備を固定し課題の守備力を強化する方針でさらなる飛躍を目指す。

   橋上氏は「監督が岡田さんに代わって今年は守備で選手を色々と動かさないということを明言しておられるので、ここ何年間の懸念材料であった守備での不安や失策は多少軽減すると思います。投手力に関しては元々良いので課題は攻撃力。新外国人のノイジー選手や新人の森下(翔太)選手が予想以上の成績を挙げることができれば十分優勝を狙える。ヤクルトを超える一番手になると考えます」と期待を込めた。

   3位はDeNA、4位は広島、5位は巨人と予想した。

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