「唯一驚いてるのは『憲法学者だった』という風に...」→議場に笑い
国民民主党の玉木雄一郎代表は、
「私たちはサルでも蛮族でもないと思うが、こういった発言は我が党のみならず、与野党合意の中で真摯な議論を重ねてきた当衆議院憲法審査会に対する冒涜だ」
と述べた。
衆院会派「有志の会」の北神圭朗衆院議員は「皆さんと同様、抗議を表したい。そして小西洋之先生らしい発言だと思う」。その上で
「ただ私が唯一驚いてるのは『憲法学者だった』という風におっしゃっているので、これもあわせて、会長に確認をいただければ」
と発言すると、議場からは笑いが起きた。
違った角度で発言を批判したのは日本維新の会の小野泰輔衆院議員で、
「サルという比喩を、どういう意図を持って使ったのかは分からないが、そもそも、我々衆議院憲法審査会のメンバー全員にとって容認しがたい発言だということはもちろんで、お猿さんに対しても失礼だと思う」
と発言。サルと人間を次のように対比した。
「お猿さんは我々人間のように堂々めぐりの議論はしない。厳しい自然の中でどのようにして、自らと家族の職業、住まいを確保するのかということを考えて、テリトリーを守る。そのために家族社会の秩序を作り、その維持のために日々努力している。それに比べて我々はどうだろうか。激変する国際情勢や社会環境の中、憲法上問題となる諸課題の解決について何十年も、残念ながら、言いっぱなしの状態が続いてきた」