「野球盛り上がったら応援グッズとして」「料理用に」
実際に応援グッズとしてペッパーミルを買った人は今、どうしているのだろうか。
3月27日、J-CASTニュースの取材に答えたAさんは、ヌートバー選手の応援グッズが買えなかった代わりに、1980円のペッパーミルをAmazonで買ったという。WBC終了後は「コショウも一緒に買って、料理に使っています」と説明。今後は「野球の試合を見ていて盛り上がったら応援グッズとして使うかもしれません」とした。
また、侍ジャパンの試合を東京ドームで応援するため、友人とペッパーミル(1個500円)を複数個買ったというBさんは29日、「しばらくの間は他の応援グッズと共に部屋に飾っておくつもりです。もしかたら、料理用に新たな調味料を買い、ペッパーミルの正規の使い方をするかもしれません」と伝えた。
ペッパーミルを購入した人の中には、手の込んだ楽しみ方をする人もいた。28日、「還暦の野球ファン」だとするCさんは、浅草・かっぱ橋で購入した2000円のミルに紺色っぽい塗料を塗り、さらにチームのロゴなどを貼りつけて「WBC仕様」にアレンジしたことを明かす。「友人にも好評の出来栄え」の改造ペッパーミルをスポーツバーに持ち込み、1次ラウンドの試合を観戦した。そこでは、こんなエピソードも生まれたという。
「1次ラウンドの時に、元阪神タイガースの川尻哲郎さん(※過去3度の2桁勝利を挙げるなど活躍)がやられている新橋の『TIGER STUDIUM』(タイガースタジアム)というお店で観戦しました。そのときに川尻さんが僕のペッパーミルを見て、侍ジャパンの勝利の瞬間に『貸して』と言っていただき、満員のお店でペッパーミルをしていただきました!ただ、その後はジャパンの勝利なのに、全員で『六甲おろし』を大合唱していました(笑)」
今後はWBC戦士が出場するプロ野球の試合に応援グッズとして持参し、帽子につけて「感動をありがとう!と伝えたいです」と意欲を示す。今夏には代表を途中離脱した鈴木誠也選手が所属する米シカゴ・カブスの応援にも行き、鈴木選手の前でペッパーミルパフォーマンスをしたいと伝えた。