アスクルで「メリケンサック」販売の謎 オフィスに必要?ネットで疑問続出...運営会社の説明は

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   不良・ヤンキー漫画などでお馴染みの打撃武器「メリケンサック」が、オフィス用品・現場用品などの通販サイト「アスクル」で販売されていると、SNSで話題になった。

   同サイトを運営するアスクル(東京都江東区)広報は2023年3月28日、J-CASTニュースの取材に対し、販売理由について「店舗インテリア用として、また撮影美術品としての需要に応えたもの」だと説明した。

  • アスクル公式サイトより
    アスクル公式サイトより
  • 通販サイト「アスクル」より
    通販サイト「アスクル」より
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  • 通販サイト「アスクル」より

「とても売れているとは言えません」

   発端は3月26日のツイッター投稿だ。通販サイト「アスクル」で販売されているメリケンサックの写真を紹介しつつ、疑問を呈するツイートが話題になった。29日までに1万1000件以上のリツイートや2万9000件以上のいいねを集めている。

   記者が29日夕に確認すると、アスクルでは「その他防犯用品」というカテゴリーで、エスエスボディーガード(大分県宇佐市)の「メリケンサック」を販売し、これと似た形状の「カイザーナックル」「ハリケーンナックル」も扱っている。また、全てに「インテリアナックルです」との説明があった。

   こうした状況に、ツイッターでは「面白すぎる」「なんでww」などと面白がる声や、商品説明に「インテリアナックルって何だよw」「初めて聞きました」などと疑問を呈する声が上がっている。

   なぜメリケンサックを販売しているのか。アスクル広報は28日、防犯用品のカテゴリーで販売しているが、広報は「実はインテリア用品になります」と明かす。

   「店舗インテリア用として、また撮影美術品としての需要に応えたもの」だとし、例えばインテリアではペーパーウエイト(文鎮)などに使い、美術品では撮影小物として使うような目的だと答えた。

   広報は「商品ページには、『護身用では使わないでいただきたい』という注釈も入れております」としている。

   購入層は「インテリア関係やこういった美術品を取り扱う業種になります」と述べ、売り上げについては「とても売れているとは言えません」と回答した。

「仕事場でのニーズは隅々まで応えていきたい!」

   アスクルでは、メリケンサック以外にも「トンファー」や「スタンガン」なども販売しているが、これらは防犯・護身用品として扱っている。

   「昨今の社会背景から防犯グッズの需要が高まっていて、ホームセンターなどでも取り扱いがあると聞きます」とする広報。仕事場においても防犯用品は一定のニーズがあると考えたという。

   オフィス用品だけでなく、様々な仕事に必要な生活用品や、医療・介護用品などの専門商材のシェアが高くなっていると、広報は説明した。

「現在は『あらゆる仕事場向け』の商品を約1200万アイテム取り揃えています。よって、もはやオフィス通販でなく、仕事場でのニーズは隅々まで応えていきたい!という意気込みで、今も品揃えを続々拡大中です」

   今回の反響に対し、広報は「『まさかこんなものまで?』と思われる商品も仕事場のニーズに合わせて品揃えしていきたいと考えていますので、仕事場での必需品をお探しの際には、まずアスクルを検索してみて下さい!」と述べている。

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