世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が2023年3月28日、野球男子の最新世界ランキングを発表した。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で3大会ぶり3度目の優勝を果たした日本が1位を堅持。決勝戦で日本に敗れた米国が2位に入った。
今回のランキングにはWBCの成績が反映され、優勝した日本は1150ポイントが加わり5323ポイント。準優勝の米国は953ポイントが加算され4402だった。準決勝で日本に敗れたメキシコが4130ポイントで3位、1次ラウンド敗退の台湾(4061ポイント)が4位に入り、韓国(4049ポイント)は順位をひとつ下げ5位だった。
「WBC3大会連続1次ラウンド敗退の余波」
韓国メディア「スポーツワールド」(WEB版)は、世界ランキング5位は「屈辱的なWBC3大会連続1次ラウンド敗退の余波だ」とし、20年東京五輪後は下向きの曲線が続きいつの間にか5位まで下がってしまったと嘆いた。
今回のWBCでベスト4を目標に掲げていた韓国は、東京ドームで行われた1次ラウンド初戦のオーストラリア戦で黒星を喫し、第2戦の日本戦では4-13で大敗。第3戦のチェコ共和国、第4戦の中国には勝利したものの2勝2敗で1次ラウンド敗退した。
記事では、WBC1次ラウンドの「東京大惨事」が痛恨だったと指摘。オーストラリア、日本に連敗してプライドを傷付けられ、チェコ共和国と中国には勝利を収めたが、準々決勝進出の奇跡は起こらなかったと説明した。
世界ランキング5位は、韓国野球の国際競争力の弱体化を明確にしたもので、世界の頂点に立った日本はポイントで米国に大差を付けて1位を堅持したと伝えた。
WBC準々決勝で米国に敗れたベネズエラが3534ポイントで6位。準決勝で米国に敗れたキューバが3151ポイントで7位に入った。準々決勝で日本と対戦して敗退したイタリアは4つ順位を上げて12位に入った。