むしろ高度な仕事がAIに取って代わるのでは
Twitterでは、「AIに取って代わる仕事と、人間にしかできない仕事の境界線」についての議論も盛んにおこなわれています。
メルカリ執行役員の吉川徳明さんが、「単純な仕事よりも、むしろ人間が高度だと考えている仕事のほうがAIに置き換わるのでは?」という持論をツイートして注目されました。
こちらは、吉川さんが娘さんの習いごとや教材の案内の中で「単純な仕事しかできないとAIに職を奪われる」といった謳い文句を目にするようになったことを受けてのつぶやき。吉川さんは「人にとっての高度と機械にとっての高度って随分違うのでは」と書いています。
「単純な仕事はAIに奪われる」というけど「高度だと思っている仕事ほどAIに置きかわるかもよ」と思ってしまう→「医者や弁護士が消えそう」「最後に残るのは洗濯たたみ」という意見 -Togtter
吉川さんの投稿を受けて、「専門知識の習得が必要な仕事は、一見高度に見えるけど、実は専門知識を当てはめる単純作業みたいなものもありそう」といった反応や、「コストの関係で単純作業にAIを導入するより人間を使う形になっているだけでは」といった複数の視点で境界線についての意見が交わされました。
AIの技術がイラスト作成や小説の執筆といった領域で注目されていることについて、こんなお話も。
あるTwitterユーザーが、AIに代わってもらいたいのは人間にとってキツい単純作業や実務なのに、現実ではAIが芸術や娯楽の分野で活躍しており、いまだ人間が辛い仕事に携わっていることが解せない、という主旨のツイートをしました。
AIにやってほしいのは確定申告や危険な仕事なのに、AIが娯楽や芸術をやり人間がキツイ仕事をやるディストピアになってね? -Togetter
こちらのツイートに対して「創意工夫の領域は人間の専売特許にさせておいておくれよ...。AIくんは私の代わりに計算、試算、手続き、運営庶務をですね」「早く『AIが人間の仕事を奪う』世の中とやらになってよ。Hey Siri、私の代わりに生活費稼いで」といった皮肉交じりの共感が寄せられました。