「最初の内は悪い意味でのフレッシュさが出てしまうことはあるでしょう」
トラウデンさんは4月から金曜日だけとはいえ、生放送の情報番組のMCを担当する。となると、番組側としてはトラウデンさんのトーク力や場を仕切る力はすでに十分あると踏んでの起用なのだろうか。
「トラウデンさんはこれまでに番組のコメンテーターとしてはすでに活動しており、着々と力をつけていらっしゃいますが、MCとなると、やはり場を回すというコメンテーターにはない要素が必要ですから、最初の内は、やはり、谷原章介さんに助けられながらの進行になるのではないでしょうか。要は、最初の内は悪い意味でのフレッシュさが出てしまうことはあるでしょう。なので、MCの役目をきちんと果たせるようになるには、それなりの時間がかかると思います。すぐに適任か否かを判断したがる方は視聴者の中に少なくはないでしょうが、その判断はしばらく後で良いのではないでしょうか」
また、影山氏はトラウデンさんが毎週金曜日を担当することで、メインMCを担当する谷原さんの名前を出しつつ、番組全体の流れを変える可能性もあると指摘する。
「谷原さんは2年程前から、『番組中での発言が危なっかしい』といった指摘が視聴者から時折上がるようになりました。ひとたび視聴者から『炎上キャラ』の認定を受けてしまうと視聴者から厳しい目で注目され続けてしまい、本来なら炎上まではいかないような発言でも批判されやすくなってしまいます。しかし、トラウデンさんが金曜日のMCに就任して視聴者の注目がトラウデンさんに集まって、谷原さんへの視線がいったん逸れることで、これまでついてしまった『炎上キャラ』が緩和されるのではないでしょうか。
つまり、番組側としては、そのような効果も込みでトラウデンさんを起用した可能性はあると思います。谷原さんはMCとしてまだまだ伸び代はあると思いますので、4月以降、番組が活性化するのではないでしょうか」
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)