大学入試などからの解放感に浸って犯行に及んだ?
四條畷署によると、大阪府立高校の3年生女子生徒から通報があり、今回と同じ場所で同級生の男子生徒が橋から教科書を川に投げ込んでいるとの内容だった。投げ込んだ生徒も含め、4人が橋の上に集まっていたという。
通報を受けて、交番の警察官が現場に向かうと、すでに男子生徒らの姿はなかった。川の下も捜索したが、本が流れてしまったためか、残骸を発見することができないまま捜索を打ち切った。同署では、廃棄物処理法違反の疑いで捜査は続けているという。
通報があったのが2月初めで、一部の大学入試が終わった時期に当たる。もし教科書を投棄したとすれば、試験からの解放感に浸って犯行に及んだ可能性もあるとみている。
今回の動画については、初めて把握したという。この動画を元に、当時の女子生徒に再度話を聴くことを考えており、動画との関連を調べるとしている。
大阪府教委の高等学校課は3月24日、動画で川に投げ込んでいたのは、「情報産業と社会」の科目などで扱っている教科書だと取材に認めた。ただ、こうした行為については、現場近隣の府立高校に問い合わせたが、該当する例がなかったと説明した。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)