韓国メディア「MBC」(WEB版)が2023年3月23日、大谷翔平投手(エンゼルス、28)の特集記事を公開し、大谷の人柄を称賛した。
大谷はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に日本代表として出場し、投打にわたる二刀流の活躍で日本の3大会ぶり3度目の優勝に貢献。大谷の活躍は韓国でも話題となっているようで、同メディアは韓国の大谷ファンに向けていくつかのエピソードを紹介した。
オールスター戦では「ゴミ拾い」話題
大谷の両親は共に元スポーツ選手で「優秀なDNA」を受け継いでいるとし、花巻東高校時代から大リーグ球団の注目を集めたと解説。一方で高校時代は野球だけでなく勉強もできたとし、学業に励み良い成績を収めた誠実な学生だったと伝えた。
高校1年生の時に作成した目標達成シート(マンダラチャート)に「ゴミ拾い」を掲げていたことに触れ、「大谷は試合中に折れたバットを拾う」と解説した。
実際、21年7月7日に行われたレッドソックス戦で折れたバットを拾う姿が見られた。2回、マウンドの大谷の投球はクリスチャン・アローヨ内野手(27)のバットをへし折った。破片がショート手前まで飛んでいき、大谷はそれを拾うと1塁方面に向かいアローヨに手渡した。MLB公式ツイッターがこのシーンを動画で紹介し、米国の野球ファンから称賛された。
21年7月14日に行われた大リーグのオールスター戦では試合前の「ゴミ拾い」が話題を呼んだ。ブルペンでの投球練習を終えてベンチに向かう際、グラブを外してグラウンドに落ちていたゴミを拾い尻ポケットに収めた。この模様がテレビ中継に映し出され、SNSで大きな話題となった。
MBCの記事では大谷のWBCでのプレーを伝え、決勝戦で米国の大リーグ軍団を破り漫画のような活躍で日本を優勝に導いたと評価した。
Shohei really does do it all ?? pic.twitter.com/PfInl5VzLn
— MLB (@MLB) July 7, 2021