2023年3月23日に行われた侍ジャパンのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)優勝報告会見で、読売ジャイアンツの岡本和真選手が見せた天然ぶりがファンの笑いを誘っている。
「もう1回お願いします。すみません」
アメリカ・マイアミで行われた熱戦からわずか1日、侍ジャパンが帰国した。日本時間23日夕に行われた侍ジャパン優勝帰国会見では、選手らが今大会で感じた率直な思いなどを語った。
その中で注目を集めたのは、アメリカ代表との決勝でソロホームランを放つなど、大会を通じて活躍を続けた岡本選手の天然ぶりだ。
帰国会見に登壇した岡本選手は、WBCでのエピソードなどを各選手に尋ねた質問中、回ってきたマイクを受け取ると戸惑ったような表情を見せた。
スイッチを確かめているのか、手元のマイクを触りながら小声で「あれ? 入った?」とボソリ。音声がオンになっていることを確かめると、ゆったりしたペースでこう回答した。
「すごく......あのー、自分としてもいい経験になりましたし、いろいろな感情がありましたし。その中でこのメンバーで優勝できて、すごく嬉しかったです。ありがとうございました」
岡本選手の後ろに座る清水雅治・外野守備走塁コーチは、岡本選手のマイペースぶりに耐えられなかったのか、唇を振るわせて笑いを堪えていた。
記者が「今大会で一番印象に残っているプレーやシーン」を各選手に聞いていった際にも天然ぶりを発揮。最初に回答者として指名されたのが予想外だったのか、「もう1回お願いします。すみません」と質問を聞き直していた。
後ろに座っていた清水コーチはまさかの質問にたまらず俯き、顔を真っ赤にして笑いを堪えた。左手で顔を覆い、肩を震わせていた。
「笑ってはいけない記者会見になってるw」
また、記者から「決勝で勝利が決まった瞬間の心の動きを詳しく教えてほしい」と深掘りする質問が飛ぶと、岡本選手は「嬉しかったっす。めっちゃ嬉しかったっす」とシンプルな回答をしていた。
「どんな大会だったか」とする質問には、「はい、えーと......」と話し始めたあとで「え?」と困惑した表情を浮かべ、自身を指さした岡本選手。自分の順番で合っているか確認したかったようだ。
必死に笑いを堪える清水コーチと、岡本選手の対比に笑ってしまった人が多いようだ。リラックスしたムードに、侍ジャパンチームの仲の良さを垣間見たファンの声も目立つ。
「岡本くん面白いのはもちろんのこと、それよりも後ろで笑い堪えてる清水コーチが気になって仕方ないw」 「和真師匠 栗山監督の隣という飛車角扱いなのに、話を全く聞いていない大物ぶり 後ろの清水コーチ最初は強面だったのに、和真に耐え切れず爆笑へ 皆んな和真の大ファンです」 「岡本のせいで笑ってはいけない記者会見になってるw」 「もうずっと面白くて彼にマイクがわたるたび大爆笑してた こんなんやのに打席にたったらスーパー怖いバッターやねんからすごい」 「岡本和真本当に面白くないですか!?あまりにも好き...大物すぎる」