格安キャンペーンはANAが先行
格安キャンペーンは全日空(ANA)が先行しており、追随するためにJALが準備を急いだという経緯もある。ANAは国内線片道7000円のキャンペーン実施を22年11月24日に発表。23年1月5日~2月28日に搭乗できる航空券を22年11月29日~12月1日に売り出す内容だった。JALが「スマイルキャンペーン」実施を発表したのは23年2月24日のことだった。
限られた期間でキャンペーンを準備する中では、営業部門とIT部門の密接な連携が不可欠だ。赤坂氏は、この点について「ちょっと足りなかった」とみており、実情について
「特にIT部門から営業部門に、きちんと『こんなことが起こりうる』という想定をして、それに対して営業部門が『であればどうするか』みたいなやりとりがあるべきだった。今回は単純に営業サイドが、想定やスペックを決めて、販売チケット数を決めて、それに対して、そのスペックに従ってIT部門が準備をした、単純にこういうことだったようだ」
などと説明。「もうちょっと、私自身も深く関与すべきだった」と話した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)