栗山監督にとって村上宗隆は「選手を信じる」象徴 プロ同期のWBC元コーチ、起用継続巡り見解「外せば嘘つくことに」

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「大会を通じて球を選ぶことが徹底してできた」

「他の監督だったら村上選手を途中で外したかもしれません。栗山監督はことあるごとに『私は選手を信じるだけだ』とおっしゃっていた。自分の中で村上選手を外したら自分は選手に嘘をつくことになると思ったのでしょう。村上選手を使い続けることが選手を信じている証なんだと」

   さらに「村上選手と心中する覚悟があったと思います。なおかつ村上選手を使い続けて負けた場合、『悪いのは自分だ』と責任を自分でかぶる決意はあったと思います。栗山監督は非常に芯の強い人で意外と頑固なんです。選手を信じるという象徴が村上選手を使い続けたことだった。最後に村上選手がそれに応えた。決勝戦のホームランもすごかったです」と解説した。

   橋上氏は今大会を通じて「新生」侍ジャパンを見たという。

「日本の秀でたところは選球眼です。大会を通じて球を選ぶことが徹底してできていた。加えて決勝戦で山田選手が盗塁したようにこれまでのスモールベースボールを取り入れながらパワーでも世界と四つを組んだ。岡本和真選手(巨人、26)、村上選手らがメジャーリーガーに匹敵するようなホームランを放ち、今までになかった侍ジャパンの戦い方でした。選球眼の良さと機動力。これを兼ね備えて総合力で世界一の名にふさわしいチームだったと思います」

   スポーツ紙などの報道によると、栗山監督は決勝戦後、今大会を最後に侍ジャパンの監督を退任する意向を示した。

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