WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)決勝アメリカ戦を前に、侍ジャパン・大谷翔平がチームメイトに「ただ一つ」のお願いをした。
アメリカ戦直前、ロッカールームでの円陣声出しは大谷が務めた。
「僕から一個だけ」と切り出すと、「憧れるの止めましょう」と要望した。「ファーストにゴールドシュミットがいたり、センターにマイク・トラウトがいるし。外野にはムーキー・ベッツがいたりとか。野球やっていれば誰しも聞いたことある選手がいると思いますけど、今日一日だけは憧れてしまったら超えられないので」と意図を説明し、
「僕らは今日超えるために、トップになるために来たので。今日一日だけは彼らへの憧れを捨てて、勝つことだけ考えていきましょう。さあいこう!」
とチームメイトを鼓舞した。
侍ジャパンツイッターアカウントが円陣の模様を紹介すると、3万以上のいいねが押され、「大谷選手だから説得力ある声出し」「感動した」「素晴らしいチームリーダー言葉の重みが違う」「大谷さんが言うと説得力が半端ない」と共感が集まった。