WBCメキシコ戦、超アウェーも「佐々木朗希なら大丈夫」の声 「マウンド上がればセルフコントロールできる」

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   侍ジャパンが現地時間2023年3月20日(日本時間21日)、WBC準々決勝でメキシコと対戦する。

   投打ががっちりかみ合い、盤石な戦いぶりを見せてきた侍ジャパンだが、メキシコは難敵だ。1次ラウンドで優勝候補の米国を11-5で下すなど、3勝1敗の1位で予選突破。準々決勝のプエルトリコ戦は初回に4点を先制される苦しい展開だったが、その後は投手陣が踏ん張り、打線も奮起。2点を追う7回2死満塁から、I.パレデスの2点左前適時打で同点に追いつくと、L.ウリアスの右前適時打で勝ち越し。4点差をひっくり返す鮮やかな逆転勝利で、ベスト4進出を決めた。

  • WBC1次ラウンド・チェコ戦に登板した佐々木朗希(写真:CTK Photo/アフロ)
    WBC1次ラウンド・チェコ戦に登板した佐々木朗希(写真:CTK Photo/アフロ)
  • WBC1次ラウンド・チェコ戦に登板した佐々木朗希(写真:CTK Photo/アフロ)

「立ち上がりを無難に抑えれば、きっちり結果を残せると思います」

   スポーツ紙デスクは、メキシコについてこう分析する。

「投打のバランスが良いチームで、日本に似ている。中南米のチームは勢いに乗ったら手を付けられない反面、ムラがあり雑なプレーも多いけど、メキシコは違う。手堅い戦い方で相手のスキをきっちり得点に結びつける。米国に1次ラウンドで勝ったのも決して番狂わせではない。強敵ですよ」

   環境も変わる。侍ジャパンは1次ラウンド、準々決勝と東京ドームで大声援の後押しを受けて戦えたことが、大きなアドバンテージだったが、決勝ラウンドの舞台である米国のマイアミはスペイン系の移民が多い。試合当日はメキシコを応援する大声援が予想される。

   準々決勝で侍ジャパンの先発は、佐々木朗希が予想される。超アウェーの国際試合で登板するのは初めての機会となるが、スポーツ紙記者は「朗希なら大丈夫。緊張しいの性格ですが、マウンドに上がればきっちりセルフコントロールできる。ポイントは初回ですね。立ち上がりを無難に抑えれば、きっちり結果を残せると思います」と期待を込める。

   頂点まであと2つ。侍ジャパンの米国での戦いが始まる。

(中町顕吾)

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