スマホ片手の「ながら食い」、人気ラーメン店が苦渋の禁止 配慮求めても逆ギレ...残して帰る客も

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「飲食店はご自宅ではありません」

   悪気なく「ながら食い」をする客は少なくないとみられるが、店は頭を抱えていた。

   ラーメンはすぐに麺が伸びてしまい「とても短命」のため、「魂込めて作っているラーメンが目の前でダメになっていくのは辛い」と甲斐さん。

   満席時には回転率にも響く。「外で待たれているお客様もいらっしゃいます。先客の食事を待つならまだしも、動画を見ながらのんびりしている先客を待つのは耐え難いのではないでしょうか」と周囲への影響を指摘した。

   困ったときは、低姿勢で「ながら食い」をやめるようお願いする場合もあるが、たびたびトラブルになってしまう。「半数以上は不機嫌になり、残して帰る人もいたりします。外に待ってるお客様がいることを伝えても不機嫌なさまには変わりはないですね」。

   甲斐さんとしてはなるべく禁止事項を設けたくないのが本音だが、「あまりにも常識を逸脱しているお客様には、他のお客様に迷惑をかける」ため、苦渋の末に禁止を決めた。

   「リラックスして自分の好きなスタイルで食事をされているのかと思いますが、飲食店はご自宅ではありません」と毅然とした態度を示し、「他のお客様を尊重しつつ食事の時間を楽しんで頂けると幸いです。お酒を飲んだり仲間と楽しむ時間でもあるので、せめてラーメンが提供されてからはラーメンを楽しんで頂きたいです」と要望した。

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