ピーナツバターに「つぶ派」「こし派」 「あんこ」のような派閥話題に...どっちが人気?メーカーに聞いた

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アメリカでは「クリーミー」が人気、日本では?

   スーパーチャンクとクリーミーではどちらが人気なのか。行田さんによれば、アメリカや諸外国ではクリーミーが人気だという。アメリカで主流の食べ方はパンに塗ることだそうだ。

「日本では、若干ですがチャンクタイプの方が好まれています。粒あんが好まれていることに関係しているのでしょうか?」

   ナッツの食感が料理に生かしやすいことも、人気を後押ししているのではないかと推測する。

「パンに塗るだけでなく調味料として使われることも多いです。砕いたピーナッツの食感は、ゆでたお野菜に和えるのがおすすめです。ホウレンソウや小松菜など柔らかいお野菜と相性がいいですね。
逆にブロッコリーやインゲンのような歯ごたえのあるものには、クリーミーもおすすめです」

   一方で、日本では「ピーナッツバター」に対する誤解が広まっているという。米国食品医薬品局(FDA)では原料の9割以上がピーナッツでできているものをピーナッツバターと定義しており、それ以下の商品はピーナッツクリームだ。

   アメリカンピーナッツ協会が2022年10月、日本人を対象に実施したインターネット調査では、多くの人がピーナッツクリームをピーナッツバターと誤認していた。「違いを知っていた」と回答したのは18パーセントだったという。

「学校給食で定番の『ピーナッツクリーム』とは別物です。スキッピーの原材料は、ピーナッツと砂糖と塩、植物油の4種のみです。90パーセント以上がピーナッツでできています。自然な甘さですので、アメリカでは甘みを加えるためにジャムと混ぜるといった使い方もあります」
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