「まさに理想のディスペンサーでした!」
今代司酒造はコロナ禍を受け、(1)非接触で吐出できること、(2)にごり酒や甘酒に対応できるもの、(3)手入れが簡易であるもの――を開発できないか、新日本流通に相談した。
新日本流通の担当者は取材に対し、次のように開発経緯を話す。
「ご要望を受けて、手指のアルコール消毒用のディスペンサーを作っている会社にご相談したところ、液体せっけんのディスペンサーに近い形であれば様々なお酒をまっすぐ吐出できるのではないかとご提案いただきました。 本来は食品に対応している商品ではないので、水の処理機などを作られている会社に依頼し、飲酒に適した仕様に改良してもらいました」
できあがった飲料ディスペンサーについて、今代司酒造は「『これこれ!』というまさに理想のディスペンサーでした!」と振り返る。
「安心、安全にテイスティングをお楽しみいただける、とお客様からもご好評いただいております」