「免許取りたてのちょっと派手な若い女の子に代車を貸した」――こんな書き出しから始まる、中古自動車販売店・三並自動車販売(福岡県朝倉郡)の紹介したエピソードがツイッターで大きな注目を集めている。
代車として貸したのは、月末には廃車にしようと考えていた古い車だった。しかし返却時、思わず驚いてしまう状態で返ってきたという。
J-CASTニュースは2023年3月15日、代表取締役・上野弘幸さんに取材した。
「三月で廃車の予定が継続車検しましたわ」
取材に対し上野さんは、同店で自動車を購入した客とのエピソードだとして、次のように経緯を説明する。
長期修理のために車を預かるので、工場で保有している「スズキワゴンR」を代車として貸し出した。平成24年(2012年)式で走行距離は13万キロメートル。上野さんは客に対し、「古い代車なのでキレイに返す必要はない」などと口頭で伝えた。
車は予想外の姿で帰ってきた。上野さんは14日、会社のツイッターで次のように説明した。
「免許取りたてのちょっと派手な若い女の子に代車を貸したわけですよ。車検が近い、年式も古い軽自動車なんですけどね。
その子のクルマの修理が済んで帰ってきた代車を見てびっくり。洗車されて室内も掃除されて燃料も満タンなんですよ。三月で廃車の予定が継続に車検しましたわ」
今回貸した車については、年式や走行距離から販売しても売れそうになく、売ったとしても交換部品で採算は取れない。比較的高値で買い取ってくれる解体業者に引き渡すことを視野に入れ、月末には代車からも退役させる予定だったという。しかし、返ってきた車を見て考えを改めた。