「中国野球まだまだこんなもんじゃない」 侍ジャパン戦で本塁打、日本出身中国選手が決意の帰国

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   WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)1次ラウンドプールBで敗退した中国代表の梁培(リャン・ペイ、24)選手は2023年3月14日にインスタグラムなどを更新し、中国に帰国したことを報告した。

   日本出身の梁選手は初戦の日本戦でホームランを放ち、ファンを驚かせた。中国は1次ラウンド4戦全敗となったが、「強くなって戻ってきます」「絶対にリベンジしに帰ってきたい」と日本語で決意をにじませた。

  • 中国の梁培選手(写真:CTK Photo/アフロ)
    中国の梁培選手(写真:CTK Photo/アフロ)
  • 中国の梁培選手(写真:CTK Photo/アフロ)

戸郷翔征からホームラン

   1998年生まれの梁選手は、侍ジャパンの山本由伸投手(24)や牧秀悟選手(24)らと同学年。日本生まれ日本育ちで、高校は強豪・東海大菅生(東京都)でプレーした。現在は中国プロ野球・北京タイガースでプレーしている。

   3月9日の日本戦では6回に日本の2番手・戸郷翔征投手(巨人)がインコースに投じたストレートをとらえ、東京ドームの左翼席に運んだ。一時2点差に迫るソロホームランとなり、日本ベンチに緊張感を与えた。ホームラン後、自身のSNSに祝福の声が殺到。試合後にはインスタグラムで「みんなありがとう。泣けてくる」と感謝のメッセージを伝えていた。

   梁選手は日本戦含む4試合にすべてスタメン出場し、打率.188、3安打、1本塁打、2打点の成績だった。1次ラウンド全敗の中国はプールB最下位となり、次回のWBCは予選からの出場となる。

   梁選手は14日にツイッターで「本日帰国しました」と日本語で報告。今大会の戦いぶりについて「悔しい結果になりましたが中国野球まだまだこんなもんじゃない」と悔しさをにじませ、「絶対にリベンジしに帰ってきたいと思います」と決意を示した。日本のファンには「応援してくれた方々、ナイスホームランと言ってくれた方々心から感謝しています」と伝えた。

   同日のインスタグラムの投稿では英語で「Keep going CHINA」(中国、前進あるのみ)、中国語で「戦い続ける」(編集部訳)、日本語で「また戻ってこよう」と3か国語で決意を示し、ストーリーズの投稿では飛行機内とみられる写真とともに日本語で「ではまた 強くなって戻ってきます」と報告した。

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