本塁打で「戴冠式」、塁上で「ティータイム」 WBCイギリス代表パフォーマンスが話題「英国魂出てる」

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   WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)日本代表が、選手の活躍時に披露し話題を呼んでいるペッパーミルパフォーマンス。海の向こうで行われている戦いでも、ユニークなパフォーマンスを見せるチームがある。

   米アリゾナ州フェニックスで1次リーグプールCを戦うイギリス代表は、選手がホームランを打った際に「王冠」を授与するセレブレーションを披露。出塁時に紅茶を飲むしぐさを見せる選手もいるなど、「英国流」の動きでチームの士気を高めている。

  • WBCイギリス代表の「戴冠式」パフォーマンス(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
    WBCイギリス代表の「戴冠式」パフォーマンス(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
  • WBCイギリス代表の「戴冠式」パフォーマンス(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

アメリカ、バハマ出身者が中心

   WBC本戦初出場となったイギリスは、アメリカ、メキシコ、カナダ、コロンビアと同じプールCを戦っている。実際にイギリス生まれの選手は少数派で、初戦となった2023年3月12日のアメリカ戦、先発投手を含めたスタメン10人は、アメリカ出身が5人、英連邦加盟国のバハマ出身が3人。イギリス出身者は2人だった。

   そんなイギリス代表の選手たちが試合中に行っているのが、英国流のパフォーマンスだ。アメリカ戦1回表に2番のトレイス・トンプソン選手(アメリカ出身)が先制のソロホームランを放つと、ベンチでは王冠とマントを持ったチャベス・ヤング選手(バハマ出身)がお出迎え。王冠とマントをトンプソン選手にかぶせると、さらに「宝剣」らしきものでトンプソン選手をつつくなど、国王が王冠を授かる「戴冠式」さながらのセレブレーションを見せた。

   さらに7回、代打のD.ショーン・ノウルズ選手(バハマ出身)がスリーベースヒットを放つと、三塁ベース上でティーバッグをカップに浸し、紅茶を飲むようなしぐさを披露。野球世界一を決める熱戦の束の間、なんとも優雅な時間が流れた。

   その後の試合でも、ホームラン時の王冠授与やヒット後の「ティータイム」パフォーマンスを継続。メジャー経験者が多数在籍する格上・コロンビア相手に7-5と金星を収めた14日の試合でも健在だった。一連のパフォーマンスに、日本の野球ファンからはインターネット上で「さすがイギリス」「最高に大英帝国」「英国魂が出てる」などの反応が聞かれた。

   試合中のユニークなパフォーマンスは、ほかのチームでも。イギリスと同じプールCを戦うメキシコ代表は、ホームランを放った選手にメキシコの伝統的な帽子「ソンブレロ」を被せるセレブレーションを実施。プールAで敗退したオランダ代表では、ホームランを放った選手がベンチの選手とともに、ジャンプした後に両手を広げて着地するサッカーポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手のゴールパフォーマンスを披露していた。

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