持ち込み禁止は「事故を防ぐため」などと説明
同時に、この騒ぎに対し、ジブリパークがノーコメントだと取材に答えたという対応についても、パークはこうした行為に対し何か発信すべきではないかなどと論議になった。
NHKなどの報道によると、愛知県の大村秀章知事は3月9日の会見で、パークは県の公園内にあることを挙げ、悪質な事案が発生した場合は厳しく対応するようパーク側に求めたことを明らかにした。
騒ぎをきっかけに、ベビーカーや傘の持ち込み禁止についても再びクローズアップされ、ジブリパークへの意見が次々に書き込まれている。
ベビーカー持ち込み禁止について、ジブリパークの広報宣伝部は14日、J-CASTニュースの取材に対し、その理由をメールの回答でこう説明した。
「『ジブリの大倉庫』、『青春の丘』の地球屋、『どんどこ森』のサツキとメイの家につきましては、ベビーカーを施設入り口にてお預かりしています。お客様が安全にご観覧いただけますよう、事故を防ぐための措置としてお預かりしています」
ただ、事故の危険がある具体的な施設内容や今後の改善策などについては、触れなかった。また、傘の持ち込みもできないのはなぜなのかなどについても、ベビーカー同様に施設入り口で預かっているとしたうえで、「お客様が安全にご観覧いただけますよう事故を防ぐため、また、展示物や施設をより良い状態に保つための措置としてお預かりしています」と答えた。
さらに、SNS上の写真投稿への対応についても聞くと、「本件につきましては、お話しすることはございません」と他のメディアと同様な回答だった。そのうえで、「ジブリパークでは、これからもお客様に安心してジブリ作品の世界を楽しんでいただけるよう、心掛けてまいります」としている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)