大谷翔平は「ストレートを制球できないときつい」 中国戦まだ7割程度...WBC元コーチが状態分析

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「村上選手は大谷選手のスイングの残像も頭にあると」

   打線に目を向けると、序盤の得点チャンスを生かせなかったものの、最後は地力の差を見せつけた。一方で4番に入った村上宗隆内野手(ヤクルト、23)から快音が聞こえず3打数無安打2三振2四球だった。3月7日に行われたオリックスとの強化試合では6番に入り、吉田正尚外野手(レッドソックス、29)が4番に起用され、岡本和真内野手(巨人、26)が5番を任されたが、この日は吉田が5番、岡本が6番に入った。

   橋上氏は村上について「ネクスト(バッターズ・サークル)で目の前の大谷選手のスイングを見るとおのずと力が入ってしまう。大谷選手のスイングの残像も頭にあると思います。中国戦では知らず知らずに力んでいるように見えました。本人も力みを感じていると思います。このまま1次ラウンドを勝ち進み、村上選手の状態が上がらないようであれば栗山監督は外すことも視野に入れていると思います」と解説した。

   10日は注目の日韓戦となる。韓国は初戦でオーストラリアに黒星を喫し、1次ラウンド突破に後がない状況だ。

   橋上氏は「韓国戦では先制点を取ることが必須条件。韓国投手のレベルは決して低くない。先発が予想されるダルビッシュ投手は日本の投手の中でもボールに対する対応力を含めて一番安心できる投手。ただ球数制限があるので、第2先発以降の勝負になると思う。中国戦ほど序盤にチャンスはないでしょうし、韓国は初戦で負けているだけに緊迫感が増している」と分析した。

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