「グループ広報全体の教訓として受け止めて再発防止に努めます」
ユニー広報によれば、広報の担当者が参考モデル案として作成したものを、デザイナー本人のコメントだとして回答した。本人への確認も取れていなかったとし、経緯を次のように説明した。
「本人への原稿確認を店舗責任者を通じて依頼していた為、意図が上手く伝わらず、店舗責任者がOKを出したのを本人確認と誤解したとの事でした。その結果、その不正確な原稿を、本人の確認が取れないまま、貴社にお渡ししてしまい、事実と異なる記事を貴媒体に掲載させてしまう事態となってしまいました」
ポップデザイナーのコメント部分については、「全て撤回」するとした。同様の回答は、他のニュースサイトにも掲載されていたが、現在は削除されている。ユニー広報は他社への取材状況については、「守秘義務上差し控えさせて頂いております」と述べた。
メディアの取材に対して、これまでにも事実と異なる回答をした例をあるか問うと、次のように答えた。
「当該ユニー広報担当者にも改めて確認しておりますが、当該POPデザイナーのコメント案件以外に同様な事案は一切ございません。 今後こうした不手際を二度と行わない様、本人へ厳しく指導して参ります」
今後の対応については、次のような再発防止策を講じるとした。
「本人確認が曖昧な状況での取材対応を一切行わいよう、改めて厳しくルール化し指導管理を徹底して参ります。
本件は現場担当者の対応不備に限らず、当社グループ広報全体の教訓として受け止めて再発防止に努めます」(原文ママ)
(J-CASTニュース編集部のコメント)本記事で伝えた通りの経緯から、3月2日に配信した記事「『OHH~!!』アピタのポップもはや芸術作品? 専属デザイナーが遠慮なく明かす、制作の裏側」から事実ではない回答部分を削除し、見出しも修正しました。結果として誤った情報を掲載したこと、読者・関係者にお詫び申し上げます。