「撮り鉄が線路内に」異例の車内放送繰り返し 一体何が?京王電鉄に聞いた

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「怒ったのではなく、状況をつぶさにお客様に説明するため」

   鉄道ファンの男性らを見つけると、電車の運転士は、非常警笛を鳴らすとともに、防護発報操作を行って非常停止した。この操作によって、上下線で付近の電車も止まった。

   立ち入った男性らは、警笛後に逃走したという。京王電鉄で警察に通報したかどうかについては、「まだ確認できていません」としている。

   試運転の電車は、線路内の安全確認を行い、7分強経って運転を再開している。この影響で、上下線で最大11分ほどの遅れが出た。

   「撮り鉄が線路内に」とのアナウンスについては、影響を受けた一部の電車の車掌が複数回行っていたという。このことについて、京王電鉄では、次のように説明した。

「車掌は、立ち入りに怒っていたというわけではなく、状況をつぶさにお客様に説明しようとしてアナウンスしました。電車の遅れをお詫びする際に、『線路内の人立ち入り』と言うべきところを今回の表現にしてしまいました。必要以上にしつこかったと感じられたお客様がおられたとすれば、不快な思いをさせてしまったことにお詫びしたいと思います」

   なお、鉄道ファンが撮ろうとした7000形は、ステンレスカラーにピンクとブルーのラインが入った通常の京王線の電車だという。なぜわざわざ立ち入りまでして狙ったのかについては、「試運転が珍しかったからではないかと思います」との見方を示した。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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