カラス肉の刺身を「究極のジビエ」と紹介 東京新聞コラムが物議...厚労省も注意喚起「非常に危険」

建築予定地やご希望の地域の工務店へ一括無料資料請求

厚労省はSNSで危険指摘「生食はいいのかと多数の投稿があった」

   厚労省のサイトを見ると、ジビエの生食について、E型肝炎ウイルス、O157などの腸管出血性大腸菌や寄生虫による食中毒のリスクがあり、場合によっては死亡すると警告している。

   東京新聞の記事が出た後の3月8日には、同省の公式ツイッターで、ジビエの生食は「非常に危険」だとして、カラスのイラストを付けて注意を呼びかける投稿を行った。

   同省の食品監視安全課は9日、取材に対し、投稿についてこう説明した。

「ツイッター上などで、カラスの生食はいいのかと多数の投稿があり、野生動物はどんな病原体を保有しているか未知数ですので注意喚起しました。報道の自由はありますので、記事を載せてはダメとはできませんが、カラスの生食によって他者への大腸菌などの感染リスクがあると周知する必要があると考えています」

   記事について、茨城県の生活衛生課は8日、J-CASTニュースの取材に次のように答えた。

「カラスを生食することは法的に禁止されていませんので、規制することはできません。自分たちでカラスを獲って来て勝手に食べる自家消費に当たると考えています。記事を載せないでほしいと言うのは難しいため、東京新聞に抗議することも予定していません。ただ、生食する人がいると困りますので、記事にしてほしくないとは思っています」

   鳥インフルの影響については、「カラスがウイルスを持っているか分かりませんので、生食することで感染するかは分かりません」と述べた。

姉妹サイト