「タブー視」された美容整形、なぜ一般化? 「金出せばコンプレックス解消」の光と闇...ちいめろ&識者と考える

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整形した人の責任「あるとは思わない」

「個人が救われるという点では美容整形もプラスですが、社会全体としては(美の基準への)多様性が担保される方が良いのではないかと思います。個人レベルと社会認識レベルで少しズレがあり、実現は難しいのですけどね」

と谷本教授は述べ、整形当事者に責任があるとは「思わない」と強調。「二重でない目も綺麗あるいは良いよねと、お互いが認めあえるような意識を皆で持てれば生きやすい社会になる」ともいう。

   整形当事者にはネット上で「どうせ整形でしょ」と揶揄するような声も散見される。ちいめろさんは「努力して自分の目指す顔になっているのに、なんでそんな否定的になるんだろう」と首をかしげる。費用捻出に始まり、人によって手術前から精神的な葛藤があるほか、術後は鈍痛との闘いが待ち受ける。しばらく普段通りに食事出来ないケースもあるなど、幾多の困難を乗り越えて実現していると説明した。

   谷本教授は整形の普及が進む社会に対し、「他の人の選択や身体に関して、馬鹿にしたり排除したりしない社会を作っていくのが大事だ」と訴える。

写真左から谷本奈穂さん、ちいめろさん(オンライン取材より)
写真左から谷本奈穂さん、ちいめろさん(オンライン取材より)

   この記事はJ-CASTニュースとYahoo!ニュースによる共同連携企画です。Yahoo!ニュースが実施したアンケートの結果を利用しています。アンケートは全国のYahoo! JAPANユーザーを対象に2023年1月24日に実施しました。

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