「航空貨物で運べなかったような品目や高単価な貨物が増えてきている」
NCAの22年3月期の連結決算では、745億円の営業利益を計上する一方、純資産はマイナス588億円で債務超過の状態。23年3月期の業績予想では630億円の経常利益を見込んでいることから「おそらく解消するのではないか」(同経営企画部担当部長の鈴木大輔氏)とみている。
コロナ禍で一度は急騰した貨物運賃も下落傾向に転じている。津田氏は「運ぶ量はコロナ前までは戻らない」とする一方で、
「サプライチェーン、品目や荷主のニーズが変わってきている。これまで航空貨物で運べなかったような品目や高単価な貨物が増えてきている」
とも話しており、新たな需要を見込んでいる。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)