ふるさと納税で「美容整形」驚き広がる 返礼品に優待券、120件申込の自治体も...なぜ導入?

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

チケットは「大人気」

   各自治体はどのような理由で採用したのか。

   藤沢市財政課は取材に、「事業者様から登録のご相談がありました」と話す。

   国で定める地場産品基準を満たし、併せて、▽原則として市内に本社や事業所等があること▽各種法令を遵守した生産、製造等を行っていること、などの事業者登録要件も問題ないため、登録した。

   22年12月に審査を終え、以降掲載している。これまでの申込数は「個別の件数はお伝えしていない」。寄付受付サイト「ふるなび」では、たるみ・小顔レーザー利用券は「大人気」「ふるなびイチオシ返礼品」と紹介されていた。

   福岡市も、返礼品は随時公募している。湘南美容クリニックは昨年度に登録し、申込は22年12月末時点で120件あった。財産活用課が取材に明かした。

   湘南美容クリニックを運営する「SBCメディカルグループ」(東京都新宿区)に、申し出の経緯などについて取材を申し込んだが回答はなかった。

   SBCは23年1月に、藤沢市のふるさと納税についてはプレスリリースで公表している。同市が開業の地で、「ここ藤沢市で成長させていただいたという想いから『何か藤沢市に美容医療で貢献できることは無いか?』と考え、ふるさと納税の返礼品として美容医療体験を返礼品として取り扱っていただくことをご承認いただき、提供することに至りました」と説明している。

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