1番ヌートバー&3番大谷翔平の間で貴重な「つなぎ役」 侍ジャパン打線のキーマンは2番近藤健介か

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   侍ジャパンの破壊力が一気に増した。その原動力がメジャーから合流した大谷翔平(エンゼルス)、ラーズ・ヌートバー(カージナルス)、吉田正尚(レッドソックス)の3人だ。

  • 東京五輪にも出場した近藤健介(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
    東京五輪にも出場した近藤健介(写真:西村尚己/アフロスポーツ)
  • 東京五輪にも出場した近藤健介(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

「ヌートバーと大谷をつなぐ2番がハマっている」

   3人が合流初実戦となった6日の強化試合・阪神戦では1番に入ったヌートバーがマルチ安打の活躍。5番に入った吉田も5回に左越え適時二塁打を放った。圧巻は大谷だ。3回に才木浩人の膝元に落ちるフォークを片膝ついてすくい上げると、打球はバックスクリーン右に飛び込む3ラン。5回もドラフト6位左腕・富田蓮の直球に差し込まれながらも力で押し込み、センターフェンスを越える2打席連続3ランに球場がどよめいた。

   7日の強化試合・オリックス戦でも1番・ヌートバー、3番・大谷の並びだったが、吉田が打撃の状態の上がらない村上宗隆(ヤクルト)に代わって4番に入った。卓越したミート能力でヒットゾーンに打ち分ける。猛打賞4打点とポイントゲッターとして、申し分ない活躍だった。

「6番に入った村上も初回に左中間へ3ランを放ちましたし、この打順が現時点でベストなのでは。メジャー組の活躍が目立ちますが、忘れてはいけないのは2試合連続で2番に入っている近藤健介です。出塁率が高く、状況に応じた打撃ができる。ヌートバーと大谷をつなぐ2番がハマっていると思います」(スポーツ紙デスク)

   当初は控えの可能性が高いとみられていたが、鈴木誠也(カブス)が左脇腹痛で出場辞退したため、右翼のポジションに入ることに。長打力に定評がある強打者たちが並ぶが、巧打が持ち味の近藤は相手バッテリーが神経を使う厄介な存在だろう。WBC本戦でも、「貴重な黒子役」として打線をつなぐ。(中町顕吾)

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