北海道浦河町の辻牧場で2023年3月5日、額に大きなハートマークの模様のある仔馬が誕生した。厩舎長の東雄吾さんがツイッターで紹介すると、「かわいい」と大きな注目を集めている。
J-CASTニュース編集部は7日、ハート模様を持つ仔馬の様子について東さんに取材した。
「これだけ大きいハートマークを見ることはなかった」
辻牧場は、アカイイトやアドマイヤフジなどの人気競走馬を送り出したことで知られている。東さんは牧場で面倒を見ている馬たちの様子をツイッターで紹介しており、今回ハートマークの模様を持つ仔馬に大きな注目が集まった。
東さんが6日、「ハートマークが産まれた 可愛いのぉ~」と画像付きで紹介すると、7000件を超えるリツイート、4万4000件を超える「いいね」が寄せられる大きな反響があった。ツイッターでは早速、活躍を期待したり健やかな成長を祈ったりする声が寄せられている。
「本当に可愛いですね スクスク育って欲しいです」
「アイドルホースになりますね!楽しみです!」
「可愛い名前でG1取って欲しい」
仔馬は「鹿毛」と呼ばれる赤みがかった暗い褐色で、額に大きな白いハートマークの模様がある。足先もやや白みがかっている。
取材に対し東さんは、仔馬はサラブレッドのメスで早朝に生まれたと説明する。馬は深夜から早朝にかけて出産することが多いそうだ。
「これだけ大きいハートマークを見ることはなかった」
馬主から預かっている「預託馬」の子供であるため、血統は明かせない。名前は1歳を過ぎたあたりに馬主がつけることが一般的だそうだ。東さんたち牧場関係者は、母馬の名前で呼び分けている。
東さんによれば、母馬はわが子を守るため、出産時は気が立った様子だったという。無事に生まれてからは、仔馬とともに穏やかに過ごしているそうだ。仔馬は生まれて1時間ほどで立ち上がった。
「仔馬は穏やかで、写真も撮らせてくれます。性格が良いなと思っています。
生まれたばかりなので、明日あたりから少し外の空気に触れさせたいと思います」
東さんは「何年も働いてる中でこれだけ大きいハートマークを見ることはなかった」と驚いた様子だ。小さいハートマーク模様を持つ馬は多いそうだが、話題になった仔馬の模様は大きくはっきりとしていた。成長するにつれて、模様が縮んだり崩れたりする可能性はあるとのことだ。
ハートマークが産まれた
— 東 雄吾(辻牧場イヤリング厩舎長) (@yugo01916247) March 6, 2023
可愛いのぉ〜pic.twitter.com/V5J4KN2zEY