「残念な解決策」でも「生かさなければならない時」
解決策をめぐる韓国メディアの論調は割れた。保守系の中央日報は、日本企業による直接の出資がない解決策を「残念な解決策」だと表現。それでも、
「未来の韓日関係正常化という大きな方向が何よりも重要であるだけに、今回の解決策を生かさなければならない時だ」
として理解を示した。
朝鮮日報は、解決策を批判している野党・共に民主党の対応を疑問視。共に民主党は、前出の「日韓共同宣言」を結んだ金大中大統領の流れをくむ政党で、解決策を批判することで「今や自己否定にまで及んでいる」と指摘した上で
「今は北朝鮮の核の脅威と中国の覇権主義に対抗するため韓米日協力、韓日協力の必要性が一層強くなっている」
と説いた。