WBC侍ジャパンの大谷翔平選手(エンゼルス)の活躍に、株式市場も盛り上がっている。
連想、思惑買いが盛んで、「大谷銘柄」も誕生している。
大谷の名を冠す企業
阪神との強化試合が2023年3月6日にあり、大谷が規格外のプレーを見せた。2打席目、難しい低めのフォークを膝をついてすくい上げ、バックスクリーンに運ぶ3ランホームランとした。これで終わらず、次の打席も詰まらせながら3ランを放った。
7日の株式市場は、大谷の活躍に好感する形で関連銘柄に買い注文が入った。侍ジャパン公式パートナーで、野球関連の事業を手がけるミズノは年初来高値の3365円(前日比2.12%高)、コナミグループ(デジタルエンタテインメント)も前日比1.12%高の6330円で引けた。
WBCを中継するテレビ朝日ホールディングス、TBSホールディングスも値上がりし、店舗で試合映像を流すハブは9%超高を記録した。大谷が愛用してきたスポーツ用品メーカー・アシックス(今季からはニューバランスと契約)、アドバイザリー契約を結ぶデサントも続いた。
大谷の名を冠す架線金物の「大谷工業」は、材料視されたか不明なものの買い注文が殺到し、一時ストップ高となる4805円で取引を終えた。東証スタンダードの値上がり率第8位に入っている。