「監督に失礼な質問」日本記者がWBC韓国代表を挑発? 地元メディアが不満「神経戦始まった」

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   ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表は2023年3月6日、京セラドームでオリックスと強化試合を行い2-4で敗れた。韓国は初回に1点を先制されると2回に2失点。6回にも1点を失った。攻撃では8回まで無得点で9回に粘りを見せて2点を返した。守備では3失策を記録するなど攻守にわたって課題を残した。

  • WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
    WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)
  • WBC韓国代表(写真:YONHAP NEWS/アフロ)

日本の記者がイ監督を「挑発」と報道

   本戦直前の強化試合は韓国でも注目を集め地元メディアがそれぞれ速報した。試合内容を報じる一方で、複数のメディアが試合後の日本メディアとイ・ガンチョル監督(56)のやりとりに注目し、日本の記者がイ監督を「挑発」したと報じた。

   問題視しているのは試合後、日本の記者がイ監督に投げかけた質問だ。「今日のオリックスは主力メンバーではない2軍選手がほとんどだったが、敗北したことについてどう思うか?」との質問を韓国に対する「挑発」と受け取ったようだ。

   地元メディア「ニュース1」(WEB版)は、「『オリックス2軍に敗北』...日本記者挑発にイ・ガンチョル監督『それが野球だ』」とのタイトルで記事を公開し、日本の記者がイ監督に向かって失礼な質問を投げたと伝えた。

   同メディアは、キム・ハソン内野手(パドレス、27)に関する質問も疑問視した。

   大リーグ・パドレスでプレーするキムは主にショートで出場しているが、この日は「2番・サード」でスタメン出場した。日本の記者がイ監督に「キム・ハソンのメインポジションはショートなのに今日はサードで出てきた。本来のポジションを維持する方が良いと思うが何か意図が?」と質問したが、これも「挑発」と受け取ったようだ。

「日本戦よりも私たちは初戦のオーストラリア戦に集中」

   記事では取材陣の質問に制約があるわけではないが、数日後に「日韓戦」を控える相手チームの司令塔に向けた質問として挑発的に感じられたと伝えた。

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)も同様にオリックス戦後の日本メディアの質問を取り上げ、「日本の神経戦が始まった」と報道した。

   同メディアは、キム・ハソンとイ・ジョンフ外野手(キウム・ヒーローズ、24)に対する「10日の日本戦で1番対戦したい日本人選手は誰ですか?」との質問に反応した。記事では、韓国選手が日本選手の中で誰を最も警戒しているのか、どの選手に対する関心が最も高いかを誘導する質問だったと指摘した。

   上記の質問に対してキムは「日本戦よりも私たちは初戦のオーストラリア戦に集中している」と答え、イは「日本戦も重要だがオーストラリア戦がより重要なのでオーストラリア戦の後に日本戦について考える」とコメントした。

   韓国は7日に阪神と京セラドームで強化試合を行い、3月9日に東京ドームで開幕するWBCの初戦でオーストラリアと対戦する。日本戦は10日に行われる。

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