喋りすぎ?侍ジャパン戦「ラジオ風実況」に賛否 アナ本人も反応「忌憚のない意見糧に」

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   文化放送の斉藤一美アナウンサー(54)は、2023年3月4日にAmazon Prime Videoで放送された野球日本代表(侍ジャパン)と中日の強化試合の実況を担当した。

   選手の動きを細かく伝えるラジオ中継風の実況に、野球ファンの間では「仕事中に聴くのにちょうど良い」「アマプラの実況うるさない?」など様々な意見が聞かれた。WBC開幕以降もAmazon Prime Videoで日本戦の実況を担当する斉藤アナは「忌憚のない多数のご意見、必ずや次戦への糧にいたします」としている。

  • 文化放送の斉藤一美アナウンサー(文化放送公式サイトより)
    文化放送の斉藤一美アナウンサー(文化放送公式サイトより)
  • 文化放送の斉藤一美アナウンサー(文化放送公式サイトより)

選手への「二つ名」も健在

   斉藤アナは文化放送の埼玉西武ライオンズ戦中継「文化放送ライオンズナイター」で長年実況を担当。選手にオリジナルの「二つ名」をつけるなど、チーム愛あふれる実況スタイルで知られる。12年4月26日の西武対ソフトバンク戦では、西武の米野智人選手が逆転満塁ホームランを放った際、涙声になりながら実況したことが、ファンの間で語り草となっている。

   23年1月25日、Amazon Prime VideoでのWBC日本戦全試合ライブ中継が決まると、斉藤アナが実況担当として起用されることが発表された。ラジオ局からの抜擢に、斉藤アナは文化放送の公式サイトを通じ「どこかのタイミングで映像付き野球実況に挑戦したかったとはいえ、局アナのままで任されたことにも驚きましたがその舞台がまさかWBCになるとは・・・さすがに想定外です」と驚きを語っていた。

   WBC開幕を前に3月4日に行われた侍ジャパンと中日の強化試合の中継で、斉藤アナは実況を担当した。3回表、侍ジャパンの近藤健介選手が左中間にタイムリー二塁打を放った際は「3球目、打ち上げた、左中間方向低いフライ、センター左寄っていく。先制のタイムリーだ!ツーバン、センター左手、バックハンド、ボールを取る、3塁ランナーホームイン、バッターランナーは2塁へ駆け込んだ!スタンドアップダブル、タイムリーツーベース!安心と信頼のヒットメーカー、近藤健介!この壮行試合でもしっかりと、その打棒を発揮しています」と、守備や走塁の動きを細かく伝えて実況した。

   さらに8回から侍ジャパンの伊藤大海投手が登板すると、「ロジンバッグを交換してもらいました。伊藤大海です。ミスターホワイトスモーク、背番号17」と、21年の東京五輪で伊藤投手が見せた「追いロジン」を意識したとみられる「二つ名」を披露。これには解説の里崎智也さんも「ミスターホワイトスモークって言うんですね、いいっすね」と反応していた。

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