「話題になることで情報が拡散され、多くの人が認知してくれる」
19年5月に一次受注を行い、23年2月には四次受注まで行うモチモチの木Tシャツ。開発担当者は、売り上げについて「四次受注までの累計で、私自身予想していなかったほど売れています。絶好調です」と明かした。
30代後半~40代前半の男性が主な購入層で、女性ユーザーも少なくないとした。「オンライン販売なので直接的な反響はわからないのですが、検索する限り、みなさんノスタルジーを感じてくれているようです」。
なぜ好調な売れ行きを見せているのか。作品の魅力によって人気になっている一方、SNSの影響もあると開発担当者は指摘する。「見つけた人、買ってくれた人がSNSで発信したくなるような商品だと思いますし、そこで話題になることで情報が拡散され、多くの人が認知してくれる、それがヒットの要因だと考えています」と説明した。
SNS上での大きな反響になったことについては、「このTシャツをきっかけに、みなさんまたモチモチの木を読んでくれたらいいなと思っています。いい話です」と述べた。
バンダイは、こうした商品開発に取り組む理由について「総合エンターテイメント企業ですので、驚きを含めユーザーの方が楽しんでいただけるようなアイテムを日々考えております。ですので従来のイメージにとらわれない、新しい分野でのアイテムの一環として展開させていただきました」と明かしている。